車のない生活ってどう?子供の成長に悪影響がある?車がない家庭で育った体験談
こんにちは、がっちです。
独身や二人世帯だと車は不要ですが、「子育て世帯になったら車は必要だよね。」と思う人もいる一方、「車を持つなんてお金の無駄だ」と思う人もいるでしょう。
私の実家では車を所有をしておらず、その結果生まれてから30年間車を持たない生活をしています。
大人からするとメリットデメリットはわかりやすいですが、子供からするとどうなのでしょうか?私の体験では車がなかったことはデメリットもあると思っています。
では今回はこの経験から本当に家庭を持ったら車が必要なのか、実際の体験談からお話をしていきます。
前書きとして、この記事は車が不要と唱える記事ではありません。
30年の経験から車があったほうが良いと思うこともあったので、長期的に見て、車をどうするか考えるきかっけになればと思います。
はじめに簡単にこの記事の内容をまとめると
- 車はあったほうが確実に便利だが、ライフスタイルによっては一生不要でもある
- 車を持つことで実現できるライフスタイルもあれば、無いことで得られるライフスタイルもある
- 車がないことで子供の世界観が狭まり、成長に影響が出てくる場合がある
車がなくても生きていけるが、どんなライフスタイルを送りたいかによる
結論からお伝えすると車がなくても生きていけるが、どんなライフスタイルを送りたいかによって車を所有したほうが良いのか、しなくても良いのか変わってきます。
今回は車を所有しなければならない地域に住んでいる方を想定していませんのでご了承ください。
では簡単に車を所有するメリットとデメリットをまとめていきましょう。その後に実際に私の家庭の例や子供ながらに感じた感想をお話しします。
車を所有するメリットとデメリット
はじめに簡単に私が感じる車を所有するメリットとデメリットをお話ししていきます。
あくまでも車を持っていない私が感じる個人的なメリットです。
車を所有するメリットは
- 休日に外に出かける意欲が湧く
- 公共交通機関でいけないような場所に行ける
- 一定の所有欲を満たすことができる
- 家族に何かあった時にすぐに駆けつけられる
- ドライブデートに誘える
このようなことが想像できます。
車を所有するデメリット
一方で車を所有するデメリットは
- 車両代の他、維持費や駐車場代などの経費がかかる
- 引越の時に車があることで選ぶべき物件も変わってくる
- 交通事故などのリスクがあり、精神的にも疲れる
- 足にされる
このようなことが挙げられます。運転が好きではない人は持たない生活ができるのであればそうしたい人も多いのではないでしょうか。
どんなライフスタイルを送りたい人に向いているの?
結局のところ車を所有するかどうかはライフスタイルによって変わってきます。
中には車がないと生活できない地域に住んでいて、本当は車なんていらないけど持つしかない方がいるのは承知の上、簡単にお話ししていきます。
車を所有していた方が良い人
車を所有していた方が良い人は
- アウトドアなど公共交通機関では行きにくい場所でのアクティビティが好きな人
- シンプルに車とドライブが好きな人
- 住環境の充実を優先し、駅から遠いところに住んでいる人
このような方は車を持っていた方が良いと思います。特に世帯持ちの方は住環境を充実させるためには、駅から遠いところで広い土地に住居を構える方も多いでしょう。
自然が豊かなところや広い家で子育てできる住環境を得ることは幸福度に大きな影響を与えます。そのような理想の生活を持っている方は交通アクセスの不便さを車でカバーするのはありだと思います。
車を所有しなくても良い人
一方で車を所有をしなくても良いのではないかと思う人も多くいます。
- 交通アクセスが良いところに住んでいる
- 車があったほうが良いと思って買ったが、週末の買い物くらいでしか使ってない
- 日常の行動は自転車などで代用できる
- 家族構成や年齢の変化で車の必要性が変わってきている
- 車があることで家計を圧迫し、理想のライフスタイルを遅れていない
このようなことが考えられます。
車があることが当たり前と考えていると、家族の変化で必要性がなくなっていることや、実は車が家計圧迫の原因になっていることを見逃している人も多いでしょう。
ちなみに私は地方に住んでいたこともありますが、地方でも中心部に住んでいれば特に車が無くても問題ないことがわかりました。こちらに体験談がありますので合わせてご覧ください。
実際に30年間車を持たなかった家庭のリアルは
私の実家では私が生まれてから車を所有していませんでした。では車を持たなかったことで何かメリット・デメリットはあったのでしょうか。
ここでは私の家庭を例にしてどんな生活だったのかをお話ししていきます。
まず私の家庭環境だけ簡単に整理します。
- 家族→両親・兄の4人家族
- 住居→東京郊外、駅から徒歩10分で車が無くても不便の無い地域
- 世帯年収→一馬力1,000万円(ピーク期間)
- 住宅ローン→15年くらいで完済
- 子供二人の学歴→私立高校・私立大学
こんな感じです。正直なところ比較的裕福な家庭ではあったと思いますし、世間的にはこれくらいの家庭であれば車を持っていることは普通ではないでしょうか。
親はどうして車を持たなかったのか?
親はどうして車を持たなかったのか聞いてたところ、こんな考えを持っていたそうです。
- 車を運転するのが面倒だし、どこかに出かけたい欲も無かった
- 車にお金を使うなら子供の教育費に充てたい
- 男二人だし買い物の荷物は子供に持たせればいい
- 日常生活圏は自転車で十分
- 何かあればタクシーで問題ない
このように考えて車を持っていなかったようです。あまり所有欲やお出かけをしたいという欲が無かったのは大きいみたいですね。
車があれば買い物に便利ですが、それを子供で置き換える点は私の親らしいところでもありますね。
子供目線ではどう感じたの?
子供目線で今までを振り返るとトータルで考えると車はなくても問題なかったなと思っています。
住んでいる環境にもよりますが日常生活を送る上で子供ながらに不便を感じることも一切ありませんでした。
もちろん都内で駅から徒歩圏内というところも大きな要因でしょう。基本的には自転車と電車で全てが済みます。
しかし、車が無かったことで自分の世界観が広がらなかったのかなと感じたことも今更ながらあります。
車が無いことで感じたメリット
子供ながらに車が無かったことで良かったなと今更ながら思うことは
- 家族で出かけることが少なかったので友達といっぱい遊べた
- たまに旅行に行く時は新幹線や飛行機で楽しみだった
- 誰かの車に乗るだけも楽しみだった
- お金に困ることは無かった
単純に家族といるより友達と遊んでる方が好きだったので家族に連れ回されることがなくて良かったと思ってました。
友達家族とどっか行く時も乗せてもらう立場だったのでそれも楽しみでしたね。
金銭的なメリットは大きい
やはり車がないことで親も言っていましたが金銭的なメリットは大きかったようです。
- 車に数百万かけるなら、家族4人でも新幹線20回乗った方がいい
- 車にかかる費用で子供一人分、私立高校と大学通わせられる
このように考えていたようなので、たまに行く旅行は豪華で楽しみではありました。
また教育費に関しても気にせず出してもらえていたのも車が無かったからだと思っています。
長い目で見た時にマストではないアイテムに数百万円使うのであれば、必ず訪れる教育費に備えておく考えもありですよね。
車がないことで感じたデメリット
一方で車がないことで感じたデメリットも少ないですがあります。
- 家族で旅行や遠出をする機会は少なかったので羨ましかった
- アウトドアに興味を持たなかった
- 大学生になった時に女の子をドライブデートに誘うという手段が無かった
これくらいです。車がないと家族全員で出かける機会は間違いなく減ると思います。周りの友達が家族で旅行なんかに言ってたりすると羨ましい気持ちになった時もあります。
余談ですが、大学生になるとドライブデートが一種のステータスにもなりますよね。それができなくて悔しい思いをちょこっとした記憶もあります(笑)
子供は移動範囲が小さいため親が車で連れ回すことも重要
子供の頃は自分の行動範囲が小さいので世界観を広げるために親が車で色々なところに連れ回してあげるのも重要かと思っています。
- 子供の興味を持つ範囲が狭くなってしまう
- 感受性が育ちにくい
私の場合は20代後半になるまで旅行やアウトドアに対して興味を持ちませんでした。恐らく子供の時からずっと同じ行動範囲で生きていたからかと思っています。
もし家庭に車があったらまた違った価値観を持っていたのかな?とも思っています。
もちろんレンタカーでも十分なのですが、所有しているかしていないかで手軽さが全然違いますよね。
ライフプランに合わせて車の所有を考えよう
車を所有することは子育て世帯にはメリットが多く持っていてた方が良い部分もあるので一概に車は不要とは言えませ
しかし、環境によって車が不要である期間も発生することも間違いないでしょう。
例えば子供も中学生にもなれば自分の脚でどこでも行くし、家族で出かける機会も減るでしょう。そうしたタイミングで一度手放すてもありますよね。
家庭生活で車を使ってやりたいことを考えてみよう
車をどうするかどうかで悩んでいる方はライフプランの中で車を使ってどんなことをやりたいかを考えてみてはどうでしょうか。
正直地域性を除いて、車がなくても自転車があれば生きていくこと自体はできます。そこで日常的に車を使ってやりたいことがあるのであれば所有をすべきであると思います。
車がなければやりにくいことがある
先ほど上げたように車がなければやりにくいことも発生します。そうすることで子供の成長に変化が出る可能性も少なからずあるでしょう。
車がなくてもアクティブに動ける家庭であれば問題ないですが、相対的に見ると車がないとアクティブに動けなくなる家庭の方が多いのではないでしょうか。
ライフステージに応じて車を手放すことも検討しよう
車がなくても生活できる地域に住んでいる方はライフステージに応じて車を手放すことも検討してみてはどうでしょうか。大まかに車の買い替えは5年前後で発生するのでそのタイミングで考えてみることをオススメします。
- 子供の進学や就職のタイミング
- 教育費がかかるタイミング
- 健康を気にして運動を趣味にしてみる
など家族の変化やライフスタイルの変化の応じて手放してみても良いでしょう。
レンタカーやカーシェアリングで十分になる
ライフスタイルによってはレンタカーかカーシェアリングでも十分です。特に旅行の時にしか車を使わない程度であればレンタカーで十分でしょう。
新幹線とレンタカーの組み合わせで旅行をした方が体力的な負担も経済的負担も長い目でトータルでみると良いかもしれません。
車を持たなければできることもあることは頭に入れるべき
車の維持費は年間平均38万円とされています。またそれに5年~10年程度に一回車両代を入れると10年所有するだけで500万円以上かかってしまいます。
その500万円があれば家族で海外旅行に行けたり、子供を私立校に通わせることができたり、留学に行かせることもできます。
このように車を持たないだけで長い目で見ると人生の中でできることが大きく変わってくることは頭に入れときましょう。
まとめ:車が無くても問題ないが、子供に色々な体験をさせよう
車は無くても生きていける地域であれば子育て世帯でも全く問題は無いでしょう。
しかし私が感じた大きな弊害は
「子供が自然体験や旅行などで自分の知らない世界を知る」
この点においては車が無かったことの大きなデメリットだと思っています。(もちろん家族の趣味嗜好にもよりますが。)
この記事の内容をまとめると
- 車の所有は大きなメリットがあるが、金銭的なデメリットはかなり大きい
- 車の所有はライフプランに応じて柔軟に変えていくことがベスト
- 子育て世代で車を所有しないのであれば、その分お金を使って旅行や様々な体験をさせるべき
車を所有するかどうか悩んでいる方はぜひこの記事を参考に考えてみてください。
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