先取り貯金のデメリットはある!?意外な落とし穴があります
- 2021.07.31
- 貯金の基本
こんにちは、がっちです。
みなさん将来のための貯金をするために先取り貯金をしている方が多いですよね。先取り貯金は確実に貯蓄をするためには非常に有効な手段であり私もオススメをしています。
しかしデメリットのないように思える先取り貯金には実は意外な落とし穴があります。自己管理が苦手な人向けの貯蓄方法ですが、長期的には先取り額も管理しなければ思ったようにお金が貯まらなくなってしまうのです。
この記事では先取り貯金のデメリットを伝え、長いスパンでもしっかり貯蓄を進められる方法をお話ししていきます。
この記事の内容をはじめにまとめると
- 先取り貯金は多少の余力を持たなければ継続がしなくなってしまう
- 先取り貯金に頼ってしまうと長期スパンで見ると収入に比べてお金が貯まらなくなってしまう
- 自分の求める生活レベルを考えながら収入の上昇とともに先取り額もあげて行こう
先取り貯金の方法やメリットに関してはこちらをご覧ください。
先取り貯金のデメリットは継続にある
先取り貯金のデメリットは継続です。一番NGなパターンは先取り貯金をしたのに結局生活費が足りずに貯蓄の分を切り崩してしまうことです。
大きな支出があるときは仕方がないですが、それが日常の生活費で足りなくなってしまうと結局先取り貯蓄を切り崩すことに慣れてしまいます。
そうなるとわざわざ手間をかけて先取り貯金をする意味がなくなってしまうのです。
継続ができる貯蓄額を設定しよう
重要なポイントは継続ができる貯蓄額と目標を設定することです。そのためには以下のステップを考えて貯蓄額を設定しましょう。
- 目標の貯蓄額を決める
- 自分の理想の生活を考えておよその支出額を考える
- 自分の収入額と支出額を差し引く
- 差額から自分の収支バランスを考える
これらのステップを踏んで継続ができる貯蓄額を設定しましょう。
目標貯蓄額と収支バランスを決めよう
先取り貯金は目標とする貯蓄額を先どって残りを生活費に当てる形になります。しかし自分の支出額の把握なしにやってしまうと足りなくなってしまうので注意をしましょう。
まずは自分の1ヶ月の支出額を把握し、先取り貯金分を抜いた収入より支出を超えてしまうようであれば支出を見直さなければなりません。
その際、支出に合わせて先取り額を決めるのではなく、先取り額に合わせて支出を合わせるように意識をしましょう。
先取り額と別に余剰のお金を考えておこう
収支を考えたときに先取り後の残額でギリギリの生活になってしまうようでは、突発的な支出に耐えることができません。
使っても良い生活費の中にも余力を持った方が継続がしっかりできます。例えば以下のように考えると良いでしょう。
- 先取り額は手取りの15%~20%に設定
- 手取りの10%は余剰資金として使っても良いお金に含める
- 基本的には手取りの70%程度で生活する収支バランスにする
このように考えましょう。
例えば手取り20万円であれば
- 4万円を先取り貯蓄
- 残りの16万円は生活費とする
- そのうち2万円は余剰資金として考え14万円で支出管理をする
このように考え、2万円さらに貯蓄ができれば良いですし、急な支出があれば使っても問題ないと考えましょう。
収入が少ない段階では無理のない範囲で先取り額の割合を下げても良いです。
先取り額は収入に合わせて増やさなければお金が貯まらない
先取り貯金の落とし穴は先取り額を増やしていかないと貯蓄のスピードが一定になってしまうことです。
つまり給与が上がると生活レベルだけがどんどん上がっていき、貯蓄額はずっと変わらなくなってしまいます。
すると給料が上がっているのに、貯蓄が思ったように貯まらない現象に陥ってしまいます。
生活レベルを上げてしまうと下げることが難しい
人間生活レベルを一度上げてしまうと下げることが難しくなってしまいます。
例えば
- 家賃が高いところに住む
- 日用品のグレードを上げる
- 外食のグレードを上げる
このように給料が上がってその分贅沢をしてしまうと先取り貯蓄をしていたとしても今まで以上には増えないわけです。
人生を楽しむために生活レベルを上げることも重要ですが、貯蓄を増やすためには収入が上がった分のうち一定の金額は先取り額として増やしましょう。
昇給に応じて金額を変更することが面倒
先取り貯蓄のデメリットは昇給に応じて先取り額の金額変更をすることが面倒な点にもあります。基本的に一度設定をしてしまえば何もしなくてもいいことがメリットです。
しかし一般的な一年に一回の昇給であると設定を変えることを忘れてしまったり、年々忙しくなって設定を変えることが面倒になってきてしまうのです。
昇給をしたら一定割合を先取り貯金に回そう
貯金をコツコツ増やしていくためには収入を増やすと同時に貯蓄額も増やしていく必要があります。
しかし、先取り額を同じにして余ったお金を貯蓄に回すという姿勢ではお金が貯まっていかない可能性が高いです。
そこで昇給から一定の割合を先取り額に回すことをオススメします。
昇給額の30%~50%を目安に先取り額を増やそう
貯蓄をどんどん増やしていくためには先取り貯蓄額を昇給に合わせて増やしていきましょう。
貯蓄を貯めるには生活レベルを上げずに昇給額を全て貯蓄に回すのがベストですが、生活の満足度を向上させるには一定の消費も必要だと考えるので、一部を貯蓄に回せば良いです。
そこで昇給額の30%~50%程度を先取額に回しましょう。例えば1万円の昇給があれば3,000円~5,000円を先取り貯蓄に回すといったことです。
毎月5,000円でも先取り貯蓄額が増えれば年間で6万円貯蓄が自然と増えていきますね。
ボーナス月の貯蓄割合は増やそう
毎月の昇給分は少額で増額をしたとすると年間では数万円しか貯蓄額が増えません。そこでボーナスの貯蓄割合を増やすことをオススメします。
毎月使えるお金が増える分、ボーナスの貯蓄額を増やしましょう。年数が上がるにつれてボーナスも増えていきます。
ボーナスの貯蓄割合は、毎月の貯蓄割合の1.5倍から2倍程度の割合で貯蓄をしましょう。例えば毎月の貯蓄率が手取りの20%程度であれば、30%~40%程度ボーナス支給時には貯蓄に回しましょう。
ボーナスが手取り40万円であれば12万円~16万円程度は貯蓄に回しましょう。ボーナスの使い方はこちらも参考にしてください。
まとめ
先取り貯蓄は貯蓄が確実にしやすいメリットがありますが定期的にメンテナンスをしないと思っていた以上に貯まっていないという現象に陥ってしまいます。
自分のライフプランや昇給に合わせて先取り額を変更していきましょう。この記事をまとめると
- 先取り貯金は継続しなければ意味がないのでまずは無理なくできる金額から貯蓄を始めよう
- 先取り貯金だけに頼ってしまうと昇給をしたらその分だけ浪費をしてしまい思ったより貯蓄が貯まらなくなってしまう
- 昇給額の30%~50%程度を先取貯金額として増やし、ボーナスの貯蓄割合を上げて将来に備えよう
自分のライフプランに合わせて先取貯金で貯蓄をコントロールするようにしてみましょう。
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