従業員持株会に加入しないと出世ができないの?加入しとくと出世しやすい!?
こんにちは、がっちです。上場企業で働いている方は従業員持株会について聞いたことがある人はいるのではないでしょうか?
持株会で儲かっている人もいる一方で「持株会は入らない方がいい。でも持株会に入らないと出世ができないらしい」と言った話も聞くことがありますよね。
従業員持株会はリスクもあるので入らない選択肢もありでしょう。しかしそこで出世の道が絶たれるなどはあるのでしょうか?
この記事では従業員持株会に加入をしていないと本当に出世ができないのかお話をしていきます。
初めにこの記事の内容を簡単にまとめると
- 従業員持株会に加入をしていなかったと言って出世に不利になる可能性が少ない
- 持株会に入ることで仕事のモチベーションが上がり結果出世することもある
- 長期的に会社への成長性や自分の働くモチベーションにならなければ加入しないのもあり
従業員持株会に加入をしようか悩んでいる方はぜひ見てください。
従業員持株会に加入をしないと出世ができないことはない
結論からお伝えすると従業員持株会に加入をしないからといって出世に影響が出ることはほぼありません。
理由は大きく3つあります。
- 誰が何株持っているか上司が把握することはないから
- 月数千円〜数万円の積み立てでは何十年働いても大きな株主になることはないから
- 出世は結局仕事のパフォーマンスによって変わってくるから
このような理由があります。昔は会社の忠誠心の証として持株会への加入が出世の条件になっていたことがあったのかもしれません。しかし今は持株会に入っていようが入っていまいが関係ありません。
そもそも誰が何株持っているか上司は把握していない
そもそもあなたの出世を決めるのは上司です。その時に上司はあなたが持株会に加入をしていて何株持っているかなんて把握していません。
昨今では個人情報保護やコンプライアンスの観点が重要視されているため業務上必要な情報以外は社内でも特定の部署でしか管理をしていないのです。
以前は持株会への加入をする時に上司への書類提出などがありましたが今ではwebで申請をするので誰にも知られずに加入もできる会社も多いです。
個人が積み立てる金額は高が知れている
従業員持株会は毎月の給料から指定して金額が天引きして時価で自社の株を購入します。
よほど高給ではない限りは数千円から数万円程度でしょう。年間でも数十万円と考えても1年で100株や200株程度しか買えないのではないでしょうか。
世の中の個人投資は数百株から数千株の株を購入することを考えるとあなたが積み立ててる程度の株では忠誠心を表せるほどではないですよね。
役員レベルになると自社株の持分を公表され、そのレベルになると持ち株の数が対外的に会社への本気度として捉えられることはあるかもしれません。
しかし一般社員のレベルでは社内でも持株数を比較されることはありません。
出世は結局仕事のパフォーマンスだから
従業員持株会に加入をしていて沢山株を持っている人が出世しているのはその会社に長くいて仕事を頑張っているからです。
先ほども伝えた通り毎月の積み立てで買える株数はたかが知れています。だから株を多く持っている人はその分長く働いていることがわかりますよね。
- 持株会に加入する
- 仕事を頑張る
- 業績上がって持株の価値が上がる
- 給料が上がる
- 持株会の拠出金を増やす
- 長く働く
このような流れになっていることから持株会に加入して沢山入金している人が出世しているように感じるのです。実際持株会に加入をしていない人も出世しているはずです。
また上層部が生え抜きが多い会社や年功序列の会社では若い頃に持株会に入ってそのままになっているだけの方も大勢いるでしょう。
結局仕事を頑張って稼いで長くいる人が出世しているだけなんです。仕事のパフォーマンスを出していれば加入をしていなくても出世はできます。
そもそも持株会には入った方がいいの?
では持株会に入っても入らなくても出世には関係ないことがわかったところで、そもそも持株会には入った方がいいのかお話ししていきます。
結論をお伝えすると会社の未来と持株会の条件によると言ったところです。会社に未来を感じるのであれば少額からでも加入をしておくことも良いでしょう。
しかしメリットもあればデメリットもあるので自分のリスク範囲内で加入をしましょう。
持株会のメリットは?
従業員持株会のメリットは会社側からすると自社の安定株主になるとともに、社員がより経営者視点を持って仕事に取り組んでくれることに期待ができることです。
一方、従業員側のメリットをまとめると
- 株価が上がれば資産が増えていく
- 会社によっては定額や拠出額に合わせた割合の奨励金が上乗せされる
- ドルコスト平均法で毎月コツコツ積み立て投資ができる
このようなメリットがあります。会社の将来性があり、長く働くビジョンがあれば加入をしても良いのではないでしょうか。
持株会のデメリットは?
一方持株会にはデメリットも大きいため大金を持株会突っ込むことはお勧めっしません。
持株会のデメリットをまとめると
- 会社の業績が下がれば自分の資産が減ることがある
- 会社の業績関係なく株価が下がる可能性もある
- 売却に条件があり自由なタイミングで売れない
このようなデメリットがあります。つまり大きなデメリットとしては会社の株価が下がれば自分の資産も減り、運命共同体になってしまうリスクがあることです。
このようなことから将来性がない会社や長く働く気がない会社だと思った場合は加入をすることをおすすめしません。
持株会には少額入っておくと良い
結論持株会には少額だけでも入れておくと良いでしょう。長期的な目線で他の株式や債券などに投資しつつ、その資産配分の一部として持株会を持つ感覚でいることをおすすめします。
持株会に加入をした方がいい条件を簡単にまとめると
- 奨励金率が10%以上ある
- 将来性があり業績が上がっている会社である
- 長く働くことを見越せる会社である
- 株価が低く単元化や売却がしやすい
このような条件であれば持株会への加入をしてみても良いでしょう。
いくら加入をすれば良いかは自分の手取りの5%から多くて10%程度に収めておくことをオススメします。
持株会に加入をしたから出世をした人もいる
従業員持株会に加入をしていたから出世をしている人もいるのは事実でしょう。その理由は会社の業績が上がり資産が増えたことで更なる労働意欲が出るからです。
これこそ会社の狙いではあります。持株会に加入をしている間に会社の業績や株価が上がり何百万や何千万と儲かっている人も沢山います。
やはりお金が増えるだけで気持ちの余裕ができ仕事のモチベーションが上がりますよね。そうなると必然的に長く働くことができ仕事のパフォーマンスもしっかり評価されてきます。
それが持株会に加入をしているからこそ出世ができると言われる所以なのでしょう。
持株会に加入をしていなくても出世はできる
逆に持株会に加入をしていなくても出世はもちろんできます。持株会に加入をしていなければ持株会の恩恵は受けれないもののデメリットを被ることはありません。
自分のスキル磨き仕事のパフォーマンスを出せば問題ありません。初めにお伝えした通り誰が持株会に加入をしているかは上司はわからないので、仕事のパフォーマンスで評価をしてもらえます。
持株会に入らず他で資産運用をしよう
持株会に入らない場合でも他の株式や債券などで資産運用をすることをオススメします。
お金が仕事のモチベーションになることは事実です。そこで持株会ではなくそれ以外で資産運用をして大きな資産を築きましょう。それで他の社員より資産を多く持っているだけで心に余裕ができます。
その余裕が仕事のパフォーマンスを上げることになるので結果として同じように出世ができるでしょう。
まずはつみたてNISAなどの非課税制度を使いながら少額から始めましょう。
まとめ
従業員持株会はそれ自体が出世の条件にはならないものの、その恩恵を受けた結果仕事のモチベーションが上がり出世をして人はいるでしょう。
結局は仕事のパフォーマンスになるのでまずは仕事のスキルを身につけることを目指しましょう。
この記事の内容をまとめると
- 上司は誰が持株会に加入しているか把握してないので持株会は出世には関係ない
- 持株会に加入をして大金を手にした結果、長く働き仕事を頑張った人が出世してきている
- 持株会に加入をしなくても仕事でパフォーマンスを出せば出世ができる
会社の将来がまだ見えない場合はまずつみたてNISAなどの非課税制度などを利用して資産を増やしながら仕事を頑張っていくことをオススメします。
自分や会社の将来を考えながら持株会への加入は検討しましょう。
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