貯金をしたいなら現金を持つな!現金主義が陥る意外な罠。
クレジットカードを持つとお金を使いすぎちゃいそうで怖い。こんな考えを持って現金派にしている方はいませんか?
しかし現金で徹底するからといって貯金ができるようになるとは限りません。むしろ何も考えずに現金派でいると貯金ができない可能性が高いです。
現金主義の人が陥るお金が貯まらない意外な罠が実はあるのです。
この記事ではお金が貯まらない現金主義の落とし穴から、現金主義の人がお金を貯めるためのコツがわかります。
はじめにこの記事の内容を簡単にまとめると
- 現金主義の場合、家計簿をつけないとお金の流れを把握しにくい
- ATMに行く頻度が高い人はお金を使いすぎてしまう可能性が高い
- 現金主義の人がお金を貯めるには先取り貯金は必須
自分がお話しする落とし穴にハマってないか確かめてみてくださいね。
実は現金の方がお金の管理がしにくい
実は現金の方がお金の管理がしにくいのは知っていますか?なぜなら現金でお金を使うと財布の中からお金がなくなるだけで履歴が残らないからです。
クレジットカードを利用した場合、財布の中身は変わりませんが明細が残るようになります。その明細を見ることで家計簿を見なくても自分がいつ・どこで・いくら使ったかがわかるようになりますよね。
現金の方がお金を使っている感覚はダイレクトに実感しやすいのですが、あくまでも感覚的なだけで、具体的な金額までは把握しにくいことが弱点なのです。
家計簿をつけれない人は現金は危険
レシートをもらって家計簿をつけている方は現金でもキャッシュレスでも問題ありません。しかし、家計簿を付ける習慣がない人ほど現金で払い続けることは危険なのです。
家計簿の目的は収支を把握して、支出の進捗確認や振り返りをして支出を見直すことです。
しかし家計簿をつけない現金主義の人だとお金を使って1ヶ月後に余ったお金が貯金という事態に陥りやすいのです。
支出の把握がしにくいのが現金の弱点です。家計簿をつけないと自分がいくら使っているかが財布の中身が無くなった時にしか意識しないのです。
現金は残高は見えるが支出額を忘れがち
現金でお金を管理することのメリットは残高の確認がしやすいことです。しかし、それが大きな落とし穴になるのです。
何か欲しいものがあると自分の財布の中身が潤っているから使っても大丈夫と意識が移ってしまうのです。現金主義の浪費家の人は残高に対して使う額を設定してしまいがちです。お金があると使ってしまうという人はこの傾向があります。
お金を使う時には残高だけでなく自分がいくら支出をしているかを意識しなければ、お金は残高の限り減ってしまう一方です。
ATMに行く頻度が多いとお金が貯まらない
ATMに行く頻度が多い人は間違いなくお金が貯まりません。特に1万円毎など1週間程度で無くなってしまいそうな金額で引き出すことはオススメしません。
理由は大きく3つあります。
- ATMでお金を引き出すことで財布の中身が潤ってしまう
- 残高を見たときの安心感で財布の紐が緩む
- 手数料がかかる
正直ATMに行く事にメリットは特にありません。行く頻度は少ない方が確実に良いでしょう。
ATMでHP全回復!財布が潤ってしまう
ATMはお財布のポケモンセンターみたいなものです。財布の体力が無くなったらATMにお金を引き出しに行きますよね。そうなると財布のHPが全回復してしまうのです。
そうなると再び財布の中身がなくなるまで使うことが許されてしまいます。これまでの支出額を把握していないと自分がいくら使っているかが分からなくなってしまいます。
財布の中身が潤ってしまうと支出をしていた感覚がリセットされてしまうので危険なのです。
残高を見た時の安心感で財布の紐が緩む
ATMでお金を引き出すと口座の残高が見れますよね。それを見てあなたはどう思いますか?
「まだこれだけお金が残ってる!」「もうこれしかお金がない・・・」どう感じるでしょうか。
前者に感じてしまう方は現金管理はやめた方がいいかもしれません。残高を見て「まだあるから使っちゃってもいいか」と浪費をしがちになってしまいます。
貯金をするためには貯金の残高ではなく支出額を見ましょう。残高に安心していては一生お金が貯まりません。
人によって残高への危機感が違う
人によって残高に対する危機感は違います。いくらあったら安心するというラインは全然違います。
10万円で安心する人もいますし、100万円で安心する人もいます。中には1,000万円あっても不安な人もいるのです。
安心するゾーンは人それぞれ違いますが、貯金をするには残高に安心をするのではなく、自分の支出額が減っている時にだけ安心をするようにしましょう。
ついつい油断して買い物をしてしまう人はこんな落とし穴にもはまりがちです。財布の紐が緩みがちな人はこちらもご覧ください。
手数料がかかる
ATMを利用すると単純に利用料が数百円かかります。一回で数百円程度ではありますがこれが長い目で見てみると大きな出費になっているのです。
無料の時間帯だけで利用することも可能ですが、いつでも自分の口座があるATMとは限りません。
月に200円の手数料がかかっていたとして、1年で2,400円です。それを10年続けるだけで24,000円を手数料だけで支払っている事になるのです。
預けたお金を引き出すのにわざわざお金を払うのはもったいないですよね。その分自己投資に使うことができます。
貯金のコツは支出額を把握すること
貯金をするためには支出額を把握することが重要です。まずは基本的な公式を覚えましょう。
貯金=収入−支出
と非常にシンプルです。収入はある程度一定なので貯金をするためには支出を考えることが1番重要なのです。
コツコツお金を貯めていくためには「あといくら残っているか」ではなく「どれだけ使っているか」を気にするようにしましょう。
現金派の人は家計簿を簡単でもいいから付けよう
現金派の人はまずは簡単でも構いませんので家計簿をつけてみましょう。細かい家計簿までつける必要はないので、日々の買い物のレシートを保管しておいて週に1回休日につけましょう。
簡単に家計簿をつけるためには
- スーパーやコンビニなど買い物した場所ごとにレシートをまとめる
- 財布には保管せずにクリアポケットに保管する
- 家計簿アプリでレシートを撮影する
まずはこれだけでいいです。買い物した場所毎にクリアポケットに入れていくことでどこで買い物をする頻度が多いかわかります。
振り分けはざっくりで構いません。レシートの数だけ支出をする頻度が多いことがわかりますよね。その回数を減らすことで貯金ができます。
マネーフォワードなどの家計簿アプリではレシートを撮影することで家計簿を付けれるので、そのようなアプリを活用してもいいでしょう。
クレジットやキャッシュレス決済は支出明細を見ることができる
クレジットや電子マネーなどのキャッシュレス決済にすると明細が見れます。家計簿アプリと連動すればいくつかのキャッシュレス決済とも連動して自動管理ができます。
そうするとこれまで意識していなかった支出額が一目でわかるようになります。「まだこれだけお金があるから大丈夫…」という感覚から「こんなにお金を使ってたんだ…」という感覚に変化しますよ。
その感覚がつけば貯金への第一歩を踏み出すことができるようになります。
現金管理でも簡単に貯金をする方法
それでもやはりキャッシュレス決済をするのは使いすぎちゃって怖いという方もいますよね。そんな方のために現金派の人でも簡単にお金の管理をして貯金をする方法を紹介します。
ポイントは先ほどあげた現金派のデメリットを無くしていくことです。コツは3つあります。
- 家計簿を付けるのを楽にするようにお金を使う頻度を減らす
- ATMに行く頻度を減らして財布のHPを回復させない
- 先取り貯金をしておく
この方法がオススメです。ではそれぞれ見ていきましょう。
お金を使う頻度を減らす
単純にお金を使う頻度を減らしましょう。お金を使う頻度が多いと支出の管理が難しくなります。特に毎日1,000円ずつなど小さいお金の積み重ねが、気付かないうちに大きな出費になってしまいます。
- 食べ物はスーパーでしか買わない事にして、お昼ご飯もまとめて買う
- ショッピングは仕事帰りには絶対にせずに休日にする
- コンビニなど寄り道をしない
仕事がある日はお金を使わないなどルールを決めましょう。休日や仕事帰りにスーパーでその週に必要な食品は全てまとめて買いましょう。
必要な分をまとめて買う事でレシートの量も少なくでき、家計簿管理も簡単になります。買い物をする日を決めると支出額の多さに気づくのもメリットなのです。
特にコンビニでの買い物は小さい金額が毎日積み重なり、いつの間にか支出額が大きくなるので避けましょう。また、仕事帰りに寄り道をすると疲れやストレスで財布の紐が緩みがちになるので注意です。
ATMには月に1回しか行かない
ATMには月に1回で十分です。自分が1ヶ月に使うお金を全部一気に下ろしてしまいましょう。
そしてその金額を死守するようにするのです。これ以上下ろしにいけない危機感を持ちながらお金の管理をしましょう。
もちろん必要な費用や臨時の費用で足りなくなることは仕方がありません。その時はその分だけ下ろすようにして、基本的な生活費のためだけに使うようにしましょう。
先取り貯金をする
一手間かかりますが先取り貯金をすることがオススメです。先取り貯金用の現金はタンスに入れずに、簡単に下ろせないような口座に入れましょう。
- 銀行の自動引き落としの定期預金を組む
- 会社の給与天引きに財形貯蓄に加入する
- 貯金用の口座を作ってそこに移す
- 積み立て投資をする
先取り貯金にはこのような方法があります。方法はなんでも構いません。先取り貯金額を決めて、あとは自由に使う方法も問題ないです。
先取り貯金をしながらも、支出を見直して現金を手元に残せることがベストです!
まとめ:お金の管理が苦手な人は現金はオススメしない
お金の管理が苦手な人は現金主義を見直してみてもいいかもしれません。特にこの記事で紹介した特徴に当てはまっている部分が多い方はお金の管理の仕方を変えてみて下さい。
最後にこの記事の内容をまとめると
- 現金は残高を把握しやすいが支出の把握がしにくいことが弱点
- 残っているお金を使うのではなく、いくら使っているかを把握することが重要
- キャッシュレスが不安な人は、買い物の仕方を変えたり、先取り貯金をして家計管理を簡単にできるようにしよう
ぜひこの記事を参考にしてお金の管理について考えてみて下さい。一つでも変える事が出来れば貯金ができるようになっていきますよ!
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