20代から知っておきたい資産形成の3つのステップ
こんにちは、がっちです。
20代のうちから将来に向けて資産形成を進めている方もいますよね。ここで悩むところとして人生100年時代にどうやって残り約80年近くの資産を作っていくかです。
80年と考えると途方もないですが、実際に自分で稼げる期間は40年ほどです。この短い期間で80年分の資産を築かなければならないのです。
この記事では資産形成をする上で必要なポイントについてお話しします。この記事を読めば無理なく長い期間で資産形成を進めることができるようになります。
この記事の内容をまとめると
- 年齢に合わせて収支は異なるためライフプランを考えておこう
- 生活支出を適正化することができれば、資産形成を簡単に進めることができる
- 若いうちから資産運用も活用することで長期的に必要なお金を少額で賄うことも可能になる
資産形成をする上でライフプランを考えることは必須
単純にネットで言われるような、老後2,000万円問題や子育て2,000万円問題を考えると、途方もない金額になり
自分にはこんなお金を貯めことは無理…
と諦めムードになってしまいますよね。しかしこれらのお金は一度に必要になるわけではないので、しっかりライフプランを考えながら資産を作れば大きな障害にはならないのです。
ライフプランを考える上で必要な項目
ライフプランを考える上で、今と同じ生活をずっと続ける想定をしてはなりません。一般的には年齢が上がるにつれて、結婚・出産・住宅購入・車両購入など支出は上がっていく可能性が高いです。
そこでライフプランを考える上で想定しておくべき項目がいくつかありますので確認をしておきましょう。
簡単にまとめると大きく3つです。
- ライフイベント
- 将来支出
- 将来収入
これらをはじめは簡単で良いので考えてみましょう。
自分が描く未来のライフイベントを考えよう
まずは自分の描く未来のライフイベントを考えてみましょう。
例えば、
- 3年後に結婚
- 5年後に第一子出産
- 7年後に住宅購入
- 10年後に第二子出産
などざっくりで構いませんので大きなイベントを書きましょう。その中でさらに1年に1回国内旅行・3年に1回海外旅行など理想とする生活を考えてみましょう。
ライフイベントから将来支出を調べてみよう
次にそのライフイベントに対して、どれくらいの費用がかかるかをざっくり計算してみましょう。
基本的な生活にかかるお金を算出し、その他に理想とするライフイベントにかかるお金を足していきます。
子育て費用で年間50万円・旅行代年間20万円・車両購入で5年に一度200万円など、このように計算をしていくとおおよその支出の計算ができます。
将来収入見込みを作ろう
最後に自分の将来的な収入見込みを立てましょう。自分の会社の給与水準を参考にすれば問題はありません。
共働き家庭であればそれを加味しても構いませんが、ライフイベントの発生時に給与収入が減るリスクも勘定に入れておきましょう。
すると、将来的な支出と将来的な収入を比較することで足りない部分が見えてきます。その部分を収入を上げるか支出を下げるかを検討する必要があります。
若いうちに将来設計を作ることで将来的な支出や収入のコントロールがしやすくなるメリットがあります。まずはざっくりでいいのでやっておくことをオススメします。
資産形成をする上での3つのポイント
資産形成は単純にコツコツお金を貯めれば言い訳ではありません。年齢を積み重ねるごとに様々なライフイベントもあるのでそれを考慮した考え方をするべきです。
資産形成をする上でのポイントは大きく3つです。
- 収支の把握をして将来的な収入と支出を管理する
- 年齢に合わせて貯金をするべき金額と資産運用で賄う金額を考える
- 資産の取り崩しを考える
このように分けられます。つまり年齢に応じて収入や支出も変わってくるので、自分の将来像に合わせて変化をさせる必要があります。
また、貯金だけでは将来2,000万円もの金額を賄えない可能性や資産の取り崩しが不安な方もいます。
年齢が若ければ若いほど、資産運用のメリットを享受できるのでそれを生かしながら資産形成をすると、楽に資産形成ができるのです。
収支を把握して将来の目標と適正化させよう
まずは自分の収支を把握しましょう。貯金をするためには単純な方程式を覚えておく必要があります。
- 収入-支出=貯金
と単純な方程式が成り立ちます。まずは自分の収入に対して支出がどれだけあるかを把握して、無駄なコストを削減していきましょう。
これができるだけで貯金はどんどん貯めることができます。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
将来の目標を考えて必要な支出を考えよう
次に将来の目標をたてましょう。短期的な目標から長期的な目標まで、自分がどんな生活をしたいかを考えましょう。
その生活によって自分が将来貯めなければならない金額が変わってくるのです。支出が30万円必要な生活を老後にしたいのであれば2,000万円では足りないかもしれません。
また中期的に子育てでお金がかかるが、老後は質素な生活でも問題ないのであれば、短中期でお金は必要な一方で長期的に必要なお金は2,000万円もいらないかもしれません。
つまり自分が描く生活によって必要なお金は大きく変わってくるということです。
収入を増やす努力をしよう
不安で倹約ばかり気にしてしまうケースも多いですが、若いうちはそれよりも収入を上げる努力をしたほうが圧倒的に効率がいいです。
自己投資や転職をして年収を100万円でもあげた方が、仮に自己投資に50万円使ったとしても1年で回収ができますよね。
自分が立てた目標に対して収入が足りない場合は、自分の収入を上げればいいのです。
年100万円貯めれる人が生活レベルを変えずに手取り年収を100万円上げれば、年間200万円の貯蓄が可能です。それなら10年で老後資金が貯められますよね。
年齢に合わせて資産運用を活用しよう
資産形成には貯金で賄うべきお金と資産運用も合わせて賄うべきお金があります。
- 短期的(1年~3年程度)に使う予定があるお金→貯金
- 不足の事態に備えるためのお金→貯金
- 子育てなど中期~長期で使う予定があるお金→貯金と投資
- 老後など数十年後の使うお金→投資
大まかにこのように分けることができます。
特に年齢が若ければ若いほど資産運用での運用効果を高めリスクを抑えることもできます。
資産の取り崩しを考えよう
老後のお金は年金の受給と資産の取り崩しの2つに別れます。特に資産の取り崩しに関しては年金の受給額と生活レベルによって個人差がかなり出てきます。
そこで老後の生活を考えるべきポイントをまとめると。
- 年金の支給額を知る
- 老後の生活レベルを考える
- 資産の取り崩しを考える
この3つのポイントを抑えておくことで老後の生活がどれくらい資産があれば生活ができるかがわかります。極端な話、年金受給額だけでほぼ生活ができるパターンもあるのです。
年金の支給額を知ろう
まずは年金の受給額を知りましょう。年金は勤労期間に収めている年金額によって受給額が変わります。単純に収入が高ければ受給額も上がります。
毎月の年金の受給額をまずはざっくりと把握することろから始めましょう。三井住友銀行の年金シュミレーションであればすぐにざっくりと計算をすることができます。
将来的に年金の受給額や制度の変更がある可能性があるのでご注意を下さい。
老後の生活レベルを考えよう
次に考えるべきことは老後の生活レベルです。その生活レベルによって大きく変わります。
- 子育てが完全に終わっている
- 住宅ローンも完済
- 健康状態が良好で通院が無い
このような方であれば老後に月々に多くのお金が必要で無いかもしれません。大きな固定費がなければ月20万円程度でも十分な可能性もあります。
資産の取り崩しを考えよう
以上のことを考えて最終的に資産の取り崩しを考えましょう。最終的に資産が0の状態で人生を終えるのが理想でしょう。
そのために資産を徐々に取り崩しをしていかなければなりません。資産を取り崩す時には
- 年金受給額
- 平均的な1ヶ月の支出額
- 資産額
- 運用利回り
これらを考慮して自分の資産がどれくらい持つかを考える必要があります。
三井住友銀行の資産寿命シュミレーションではこれらを加味した資産取り崩しシュミレーションができるのでぜひ使ってみてください。
これらのステップを踏めば老後の問題も難易度が低くなります。こちらの記事も合わせてご覧ください。
まとめ:20代から資産形成を意識することで人生が楽になる
20代の若いうちからライフプランと資産形成を意識することで人生が楽になってきます。
今ではNISAやiDeCoといった資産形成に役立つ税制優遇制度もあります。このような事を知っているだけで将来的な安心感にも繋がります。
この記事の内容をまとめると
- 資産形成をする前に自分の理想の生活を考えてみよう
- ライフプランを考えた上で必要な支出と収入を考えてみよう
- 貯金だけでなく資産運用を活用することで将来的な資産の準備もできる
この記事の考え方を知るだけでも人生の安心感が変わってくるのでぜひ参考にしてみて下さい。
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