貯金をするためには生活レベルを上げてはいけない!?20代から始める生活レベルの考え方
- 2020.12.02
- 貯金の基本
「貯金をしたいなら生活レベルを上げるな!」こんなことをよく聞きますよね。事実、年収が高い人でも生活レベルがどんどん上がっていき貯金が貯まらないなんて人もいます。
しかしそれは「贅沢をするな」というわけでも「生活レベルを下げろ」といっているわけではありません。その中には上げて良い生活レベルと上げては良くない生活レベルがあるのです。
この記事では今のあなたの人生を将来の渡って楽しくする生活レベルの考え方をお話ししていきます。これができれば楽しい生活レベルと維持しながら貯金もしていくことができます。
この記事の内容を簡単にまとめると
- 生活レベルは下げるのが難しく、まずは月の収支を赤字にしなければ問題はない
- 貯金をしたければ今の生活を維持をしながら収入をあげれば問題はない
- 上げてはいけない生活レベルは固定費であり、変動費は収支管理で調整をすべき
特にこの記事は20代の若い方にはとても重要な考え方です。貯金をしながらもしっかりお金を使って楽しみたい方はぜひ読み進めてください!
貯金をするためには生活レベルを上げないことが重要なのは間違いない
貯金をするためには生活レベルを上げないことは重要なポイントです。貯金の基本は「収入−支出」から余った金額になります。
生活レベルと上げてしまうと支出の部分が大きくなってしまうので当然のように貯金が減ります。貯金をしたいのであれば可能な限り支出を減らすことがベターです。
月1万円の昇給があった際に、支出額を増やさなければ単純に年間12万円貯めることが可能なことがわかりますよね。
そもそも生活レベルとは
そもそも生活レベルの具体的な定義はありません。しかし一般的には年収に合わせた一般的な生活支出と考えられます。
例えば年収300万円で手取り20万円の人は家賃が6万円が目安で食費が3万円、貯金が3万円といった具合です。年収が増えるとその金額がどんどん増えていきます。
つまりネットで調べると年収が上がれば上がるほど支出が増えるのです。しかしあくまでもそれは将来を考えた上限目安であり、それが余裕のある理想の生活ではありません。
特にネットの年収別生活レベルに関しては、世帯持ちが含まれている場合もあります。独身で同じ支出額で生活レベルを上げると世帯持ちになった時に生活レベルを下げざるを得なくなるのです。
生活レベルが上がると収入が上がっても貯金が全く貯まらない
私が思う生活レベルが上がるとは日常の支出レベルが上がってしまうことです。例えば普段購入する日用品のグレードが上がってしまったり、家賃が上がるなどです。
収入が上がっても生活レベルが上がると貯金が全く増えません。シンプルに考えて給料が1万円上がったから、1万円家賃が高いところに住んだり、購入するアイテムの金額が高くなったら貯金が貯まりませんよね。
貯金とのバランスを考えるのであれば、収入が上がった分生活レベルを上げてしまうと将来的な資産が減ってしまうことになります。
生活レベルを上げてしまうと下げることが困難
生活レベルを上げてしまうと下げることは困難になります。一度贅沢な生活をしてしまうと戻れなくなってしまいますよね。
今ままでいい洋服ばっかり来ていた人が安い洋服を着ることには抵抗が出るでしょう。また広くて綺麗なマンションに住んでいた人が、築年数が経っている広くないアパートに住むことはできない人もいるでしょう。
このように日常生活のレベルを上げてしまうと、自分の収入が下がった時や支出を抑えなければならないステージになった時に、生活レベルを下げることが困難になるのです。
ストレスなく安定した生活をすることが第一
生活レベルはどこまであげれば良いのかという疑問になると思います。結論、ストレスなく安定した生活をすることができるまでは上げましょう。
例えば部屋の防音や気密性が悪く生活に支障が出ることや、日常生活に不便が出ることがあるようであれば生活レベルを上げて解決をすべきです。
まずはお金を貯めることよりも自分の生活の基盤を整えるようにしましょう。
貯金をするために生活レベルを下げる必要はない
貯金をするためにわざわざ生活レベルを極端に下げる必要はないです。今まで不相応に生活レベルが高かった場合は下げる必要があります。
しかし、貯金をしたいからと言ってストレスになるレベルまで生活レベルを下げる必要はないでしょう。
健康や精神に悪影響を及ぼすような生活レベルだと仕事のパフォーマンスが悪くなったり、浪費をしやすくなるので返って貯金に悪影響を与えてしまいます。
生活レベルと関係なく出費が増えるステージがある
問題は生活レベルに関係なく固定費などの出費が増えるステージが出てくることです。結婚をして子供が生まれた時には必然的に広い部屋に引っ越す必要が出てきます。
子供が小さいうちは防音などがしっかりした部屋に住む必要も出るでしょう。そうなると高い家賃の部屋に住んだり持ち家を買うことになりますよね。
その時になってお金がなく生活レベルを落とすことは非常にストレスになります。そこで若いうちは生活レベルを上げ過ぎずにお金をためておく事も重要なのです。
結婚や出産・養育費を考えると、独身のうちに生活レベルを上げすぎるとそのレベルの維持が絶対できません。
この暮らしでとりあえず十分と思うレベルまでは上げるべき
まずはこの暮らしでとりあえず十分と思うレベルまでは上げましょう。あとはその生活を維持して収入をあげれば自然と貯金ができるようになってきます。
若いうちは「こんな生活をしたい!」と思ってしまいますが、将来も考えて贅沢はたまにして日常生活のレベルは維持するようにしましょう。
生活レベルを下げずにお金を貯めるには収入を上げれば問題ない
「貯金するために今の生活を下げたくない!」そんな方でも心配はいりません。特に若い人に関してはその生活をまずは維持してくれれば問題ないです。
なぜなら若い人はこれから収入が上がる余地がまだまだあるからです。これから貯金をしたいのであれば仕事を頑張って給料が上げれば良いのです。
まずは今の生活で赤字を出さなければ問題なし
まずは今の生活で赤字が出てないかを確認しましょう。赤字が出ているようであれば最低限その部分の支出は抑えるようにしましょう。
ボーナスは使っても良いですが旅行などの目的ある大きな支出にだけ使って、毎月の支出の赤字をボーナスに頼ることはやめましょう。
ボーナスは会社の業績によって下がる可能性やカットされる可能性があるので、それを加味せず赤字にならない収支管理をしましょう。
貯金は短期で行うものではなく長期的に行うもの
貯金は短期的に行うものではなく長期的に行うものです。今貯金ができていなくても1年後、2年後と貯金額を増やしていけば良いのです。
若いうちにまずは無駄な固定費の削減と収支管理をするようにしましょう。やっておきたいことは大きく2つです。
- 無駄な固定費の削減(携帯代・家賃・サブスクなど)
- 家計簿をつけて収支管理をする
携帯を格安SIMにしたり、使ってないサブスクを解約するだけでノーストレスで月に5,000円以上浮く可能性があります。また、引越しなどをするタイミングで家賃を安いとこを探してみましょう。
また、貯金額が少なくても良いので家計簿をつけて収支管理をしましょう。自分の家計の健康状態を把握することも重要です。
こちらを見れば今のうちから身につけておくべきお金を貯める習慣がわかります。
収入を増やすためにすべきこと
収入を増やすための優先順位は
- 本業を頑張る
- 副業をやってみる
この順番になります。収入を増やすことになると副業を始めることを考えてしまいますよね。
しかし、収入を上げるためにやるべきことのベースは本業を頑張ることです。ここを頑張ることが一番得です。なぜなら20代の内は出世すれば給料が上がりやすく、固定で給料が増えので時給単価が上がるからです。
副業の場合やればすぐに収入が増えますが、やらなくなったら収入0です。それであれば本業を頑張って出世した方が同じ労働時間で収入を増やせますよね。
副業をやるメリットも大きいので本業で1ステップ昇級をしたら副業を初めてみるのも良いでしょう。副業をするべきメリットはこちらが参考になります。
生活レベルは上げても良いが上げてはいけない項目もあり
もちろん豊かな生活を送るには生活レベルも上げていく必要はあると思います。せっかく頑張って収入を上げたのにずっと質素な生活をすることも勿体無いです。
お金は使うからこそ意味があるので使うことのバランスも重要です。ここでは生活レベルを上げるにあたり上げるべき項目と上げ過ぎないべき項目をお話しします。
生活レベルを上げても良い項目は特別な日に対する費用
生活の中で支出の割合を増やしていくべき項目は特別な日に対する費用です。つまり日常的な生活は今まで通り過ごして、何か記念の日や楽しみにしている日に気兼ねなく使ってしまおうということです。
特別な日は月に1回や多くても2回程度くらいではないでしょうか。スポットでの支出を増やす程度であれば家計に大きな影響は出ませんし、計画的に貯金をすることが可能です。
人生を楽しむためには贅沢も必要
人生を楽しむためには贅沢も必要です。友達の誕生日や彼女との記念日。そうした時に素敵なプレゼントをあげたり、ご馳走をしてはどうでしょうか。
収入が上がったうちの半分を贅沢に使うなど決めてもいいでしょう。月1万円収入が増えれば、6万円を大事な日や体験に使っても6万は昨年より貯金が増えることになります。
私の場合は年に2回の海外旅行をしていますがそこで気兼ねなくお金を使えるようにしています。収入が上がっても日常生活は変えずに貯金をしているので、昨年より貯金額が下回ることがありません。
上げるべきではない生活レベルは固定費と身の回り品
生活レベルを上げることをオススメしない項目は2つあります。
- 家賃をはじめとした固定費
- 日用品や消耗品といった身の回り品
これらを上げすぎることはオススメしません。この2つの項目は1度上げてしまうと生活レベルを上げることが難しくなってしまいます。
生活ステージにおいて上げなければならない時が来るので、その時までは上げ過ぎないようにしましょう。
固定費を上げてしまうと下げることに勇気がいる
家賃を上げてしまうと下げることが困難です。毎月その費用はのしかかってくるので節約のしようがないのです。それに引越しをすることも困難ですよね。
一度いいお部屋に住んでしまうと引越しをする時に家のグレードを下げることも抵抗が出てきてしまいます。
一人暮らしの時にいいお部屋に住んでいて、結婚したら家賃の安い家に引っ越せますか?同じ生活レベルができる部屋になるとかなり高い家賃の家に住むことになります。
日用品や消耗品は必要十分な品質のものにする
自分で自由に使えるお金が増えると身の回りのアイテムをグレードアップさせたくなりますよね。
「シャンプー3,000円。ドラッグストアにある500円のシャンプーなんて使えないわ!」なんて思ってしまっている方もいると思います。
特に女性が多いですが、シャンプーや化粧水など消耗品のレベルが高くなってしまうことも危険です。購入のサイクルが早い消耗品のグレードがアップすると結構な費用になってきます。
貯金をしたいあのであれば消耗品は必要十分なグレードのアイテムを選びましょう。
私も一時期イソップの高いシャンプーを使っていました。何かかっこいいですよね。それを500円のシャンプーに戻すのに抵抗はありましたね。
変動費はしっかり収支管理をすれば問題なし
固定費を上げると毎月支出額が上がってしまいます。それでは貯金が一向に貯まらないのです。
一方、変動費は収支管理をしていればコントロールをすることが可能になります。
日常生活のグレードを上げてしまうと後々に生活レベルを下げることが難しくなりますが、スポットでの支出であればコントロールがしやすいです。
貯金額とお金を使う目標を立てよう
貯金をするときには貯金額とお金を使う目標を立てましょう。それをってることによって生活レベルを貯金をしながら計画的に上げていくことが可能です。
- 将来いくら貯めてどんな生活をしたいのか
- 1年間に貯める目標額
- 給料が上がったら何がしたいのか
これらを考えていきましょう。自分の今のお金の使い方では将来描きたい生活ができないかもしれません。
それを考えた上で1年の目標貯金額を考えてみましょう。目標貯金額を上回るのであればその分は使ってしまってOKです。
そして、自分で何に使ったら満足度が高いかを考えてそこにお金を使うことをオススメします。
まとめ:お金の使い方にメリハリをつけよう
結論、生活レベルを上げないコツはお金の使い方にメリハリをつけることです。記念日に贅沢をするために、普段は倹約するなどメリハリをつければ生活レベルを上げずして贅沢もできます。
この記事の内容をまとめると
- 貯金をするために生活レベルを上げない方が良いのは間違いないが、贅沢をしてはいけない訳ではない
- 固定費や日常生活のグレードは変えずに、大切な日にスポットでお金を使うようにすることをオススメ
- まずは毎月の収支を黒字化して貯金の計画を立てよう
いい生活しているように見えるけどお金が無い人より、質素な生活しているけどたまに海外旅行もしてお金も貯まっている人の方が良いいと思いませんか?
このブログでは若い時から始めるべき貯金の習慣とお金の使い方に関して情報発信しています。ぜひ他の記事も読んで役立ててみてください!
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