不安がいっぱい。20代で貯金1,000万円貯めても安心感が少ない理由。
「貯金1,000万円あると安心でしょ?」と聞かれることがあります。実はそれを聞かれると安心とは決して言いにくい部分があるのです。
私は28歳の時点で貯金1,000万円を達成することができました。平凡な雇われサラリーマンで決して高給取りではありません。もちろん共働きでなく独身なので一人で貯めました。
今回は20代で貯金をいっぱいしたい!これから貯金をしていきたいなと思っている方に向けて私の経験をお話ししていきます。
20代で1,000万円を貯めれたポイントはこちらをご覧ください。
結論から言うと、安心感はありますが不安は安心感以上にあります。今回は実際に貯めてみた経験から、不安がある理由やどうしたら安心感を得られるかをお伝えします。
この記事の内容を簡単にまとめると
- 貯金額が増えて安心感はあれど不安は消えない
- 不安が消えない理由は貯める力ばかり付いてしまっていたから
- 安心感を得るには稼ぐ力を付けることも重要
これから社会人になる人にもお金を貯める価値観の参考になるので読み進めて下さいね。
貯金があることの安心感はある
貯金があることでもちろん安心感を持てる部分は大きいです。日々の生活で支出をする時に余裕を持つことができます。大きな支出にも耐えることもできますよね。
特に人生のライフステージの中で3大支出というものがあります。
- 住宅資金
- 教育資金
- 老後資金
多くの方はこれらのために貯金をしている方が多いと思います。その点でいうと貯金が20代で1,000万円あるとこれらの支出にある程度耐えられるから安心感があるかもしれません。
20代で貯金ができる人の安心感は人生の3大支出に対する安心感だけではない
実は私が感じる安心感は3大支出に対する安心感ではないのです。貯金はもしもの時の備えではありますが、考え方を変えると人生も大きく変わるのです。
大きな支出や備え以外に貯金の持つ安心感には以下のようなことが挙げられます。
- 嫌な仕事であればいつでも辞められる安心感はある
- 新しいことにチャレンジしたければ挑戦しやすい
このようにお金の支出の部分だけでなく、自分のライフスタイルに大きな変化を起こしやすいところにメリットがあると思っています。
貯金が1,000万円あれば会社を辞めて転職や企業をする勇気も出るかもしれませんよね。
こちらで若い人ほど貯金をするべき理由を紹介しているのでぜひご覧下さい。
安心の反面不安もいっぱい
私も貯金が1,000万円貯めれば安心して残りの人生過ごせると思っていました。しかし、実際に貯めてわかったことが全然安心できないことです。
むしろ不安が貯金が少なかった頃より増えていきました。結論をまとめるとお金の価値や大切さに気付いたからです。
大きな理由は3つあります。
- 1,000万円というお金の大きさがわかるから
- もしもの時の為に貯めたが、その不安は変わらないから
- 1,000万円という金額は簡単に無くせるほど小さいことに気付いたから
では具体的に見ていきましょう。
1,000万円というお金の大きさがわかる
やはり、1,000万円という金額は大きいです。それを到達するとそのお金はどうしても守りたくなってしまうのも心理です。目標があって貯めてたとしてもそれを使うのは惜しくなってしまいますよね。
なぜなら1,000万円を貯めるのは簡単ではないからです。
貯金を年に100万円貯めるのは難しくはないと思っています。しかし、1,000万円を貯めるとなるとそれでも10年かかるんです。年200万円でも5年です。
それだけ期間をかけないと貯めれないほど1,000万円という金額は大きいのです。
もしもの時の為に貯めたが、その不安は変わらない
何かあった時の備えとしてお金を貯めている人も多いと思います。ではその何かあった時は何ですか?例えば
- 仕事でリストラにあってしまう
- 災害で家が無くなる
- 自分が働けない身体になった
- 家族を残して亡くなってしまう
このようなことが考えられます。リストラや家が無くなることに関しては貯金があれば安心はあるかもしれないですね。
しかし、その後の2つはどうでしょうか?貯金があるくらいで安心できますか?そんなことはないですよね。動けなくなることや亡くなることってそれ自体が怖いんです。
つまり、いつどうなるか分からない得体のしれない恐怖は、お金があるくらいじゃ減らないんです。そこは性格にもよりですが、もしもに備える人は備えたところで不安は無くならない傾向があります。
簡単に言うとお金では人の恐怖心をお金の力で無くすことって難しいってことですね。お金がある人ほどお金の価値がわかるので尚更です。
1,000万円という金額は簡単に無くせるほど小さいことに気づいた
実は1,000万円と言う金額って小さいんですよね。さっき「1,000万円はデカいんだ!」と言ってたじゃないかとツッコミがあるかもしれませんがこれも事実なんです。
なぜなら途中で説明した人生の3大支出である「住宅資金・教育資金・老後資金」を考えると1,000万円なんて金額は一瞬で消えるからです。
- 住宅資金→3000万円~4000万円
- 教育資金→子供一人当たり1,000万円
- 老後資金→夫婦2,000万円
低めに見積もってこの程度はかかりますよね。これらが一気にのしかかってくるわけではないですが、それを考えると1,000万円なんて貯金はこれらを安心してまかなえるとは言えません。
3大支出には入りませんが、結婚式や車の購入で数百万円を飛ばすことだって簡単ですよね。
貯めることばかり考えてては不安は消えない
ではどうすれば不安にならずに安心感を高められるのかってことになりますよね。
結論、貯める力だけでなく稼ぐ力も身につけることです。稼ぐ力がなければ基本的に支出を抑えるだけの長期戦になってしまいます。
そこで稼ぐ力をつけることで短期で貯めることも可能になり、支出に対する不安感も下がっていくのです。
貯める力がしっかりある人であれば、支出が増えても無駄遣いすることはないでしょう。
稼ぐ力と貯める力の両方を身につけなければ安心できない
稼ぐ力があれば自分が何か環境が変わった場合でも、自力で収入を得ることがきっとできるでしょう。転職をして収入を上げることができたり、フリーランスで稼ぐことも可能です。
つまり貯金をすることで得られる安心感を、稼ぐ力をつけることで二乗にして得ることができるのです。
長期間で貯める1,000万円と短期間で貯める1,000万円は違う
稼ぐ力と貯める力があれば当然のように貯金の金額も加速します。そうなれば人生の3大支出に対するお金も簡単に賄うことができるでしょう。
長期間で貯める1,000万円と短期間で貯める1,000万円では同じ金額ですが感じ方は違うのです。
もちろん得体のしれない恐怖に対する不安はどんなお金持ちでも消えないそうです。それは人間だから仕方がないみたいですね。
貯める目的や使う目的を考えて人生を楽しもう
貯金を貯めることはとても重要です。それがあるだけで安心感を持つことができます。しかし、貯めてばかりいては安心しきれないことも事実です。
人生を楽しむには貯金を貯める目的や使う目的を考えると不安感が減ると思います。例えば
- 素敵な結婚式と新婚旅行のために200万円貯金をする
- 語学習得と経験のために会社を辞めて海外留学をする
- 収入を上げるために自己投資をする
ただ得体のしれない恐怖のための貯金ではなく、目の前の目標のために貯金をして使うことを考えてみると不安感は少なくなるでしょう。
将来の蓄えを増やすために今お金をかけて自己投資することも重要です。将来だけでなく、今を生きることも考えましょう。
まとめ:安心感を得るためには貯めるだけでなく、稼ぐ力も身につけよう
貯金を貯めることで安心感を得ることができるのは確かです。しかし貯金を貯めることばかり考えていては不安が増していく一方なのです。
その不安を少しでも減らすためには稼ぐ力も身につけましょう。自分の給料が1万円上がるだけでも安心感は増していきます。
最後のこの記事の内容をまとめると
- 貯金があることで支出への安心感だけでなく、チャレンジをする余裕が生まれてくる
- 貯金を貯めていくほどその価値がわかるようになり、人生安心できるほどの蓄えではないことにい気付く
- 稼ぐ力をつけることで安心感を二重に得ることができるので、貯めるだけでなく自己投資もするべき
みなさんが生きているのは今ですよ!お金を貯めることばかり考えず、自分の人生が前に向くことを考えてみましょう。
お金を貯める習慣をつければその両立ができます。ぜひ他の記事も参考にしてみて下さい!
ためになったら
応援してください⇩
にほんブログ村
-
前の記事
お洒落は我慢しない!ハイブランドが好きな人が貯金をしながらを買うためのコツ。 2020.11.25
-
次の記事
新作ハイブランドも安く買える!ブランド好きは絶対に株主優待券を手に入れろ! 2020.11.30