20代なら貯金はいくらあれば安心?生活レベルによって変わります!
こんにちは、がっちです。
最近の20代の方はお金への意識が高く貯金をしている人が多いですよね。でも貯金をコツコツやっている人でも「いくらあれば安心できるの?」と思いませんか?
私の経験上お金はいくら貯めたところで安心できない人はできません。なぜかが気になる方は先にこちらをご覧ください。
この記事では20代であればいくら貯金があれば安心なのか、どんな生活をしていけば将来的に安心して過ごしていけるかについてお話をしていきます。
はじめにこの記事の内容を簡単にまとめると
- 20代であれば月3~5万円貯金ができれば人並み以上の貯蓄はできる
- 将来的に必要なお金は理想とする生活によって大きく変わってくる
- 生活レベルを身の丈に合わせれば将来的にも安定的な生活をしやすくなる
結論:貯金がいくらあれば安心かどうかは生活レベルによって変わる
結論からお伝えするといくらあれば安心できるかどうかはあなたの生活支出によって大きく変わってきます。
つまりポイントをまとめると
- 生活支出が低ければ貯金額が相対的に少なくても問題ない
- 生活支出が多ければ平均的な貯金額や平均以上の貯金があっても安心できない
ということになります。
例えば、年間支出額が100万円の場合、貯金が100万円あれば1年収入がなくても同じ生活ができます。
一方年間支出額が500万円の場合、1年間収入がなかった場合500万円貯金がなければ同じ生活ができないのです。
20代の収入が少ないうちは貯金額を周りと比べるのではなく、自分の支出額と比べてあげると安心しやすいですね。
安心したいなら生活費1年分の貯金を持とう
一般的な生活防衛資金として3ヶ月〜6ヶ月程度が目安とされますが、20代のうちに貯金額で安心したいのであれば生活費1年分の貯金を持ちましょう。
生活費1年分の貯金があれば1年間収入が仮になくても今までと同じ生活をすることができます。
1年あればなんとか生活も立て直すこともできそうですよね。だからこそ貯金額で安心したいのであれば自分の一年分の生活費を把握することが必要です。
月5万円貯金ができれば20代では優秀
とはいえ具体的な金額目安が欲しいですよね。20代であればまだ収入が低いので月に5万円の貯金ができれば優秀でしょう。
政府の家計調査によると、20代の手取り収入に対する貯金額の割合は15%程度になっております。
つまり、貯蓄率が20%以上あれば優秀家計であり、20代で手取り18万円~22万円程度の収入であれば月に3万円~5万円あれば優秀な部類に入ります。
仮に月に5万円の貯蓄ができれば年間60万円で20代のうちの8年間で480万円の貯金ができますよね。
20代で貯金を月5万円するコツはこちらをご覧ください。
20代の貯金の平均や支出額はいくら?
では20代の平均貯金額を見ていきましょう。こちらの表にある通り、20代の平均貯金額は金融資産がある家計で約200万円で、金融資産がない現金の場合は106万円となっております。
ここから平均的な貯蓄額に関しては200万円程度の貯蓄があれば人並み以上に貯蓄があると考えても良いでしょう。
全体平均 | 平均貯金額 | 中央値 |
---|---|---|
金融資産あり | 198万円 | 80万円 |
金融資産なし | 106万円 | 5万円 |
中央値は80万円で貯金がほぼできていない人も
先ほどは平均値を見ましたが、高所得者を除いた中央値で見ると5万円〜80万円の貯蓄額になっています。
ここから読み取ると20代の方ではほとんど貯金ができてない人も少なくないことがわかります。
20代の平均支出額は約15万円
こちらの表にある通り、20代の平均収入は約20万円で、支出額は約15万円となっております。
平均収入 | 約20万円 |
平均支出 | 約15万円 |
1年間の生活費で考えると平均180万円です。先ほど安心できるレベルとして1年間分の貯金と考えると180万円程度は貯金が欲しいところです。
しかしこの支出額が上がればそれだけ貯金が必要になります。
平均貯金額が約200万円と年間支出の平均が180万円を比較すると大きな乖離はないですよね。
安心したいのであれば平均以上の貯金は目指しましょう。
ライフイベントに備えた貯金もあると更に安心できる
では貯金が200万円あれば十分と言うとそうではありませんよね。おそらくみなさんは将来のことを考えて不安が多いのでしょう。
ひとまずは生活費一年分という目安で良いですが、それを維持するためにライフイベントに備えた貯金もあると安心です。
例えば、結婚式や車両購入など大きなお金がかかると一気に生活費1年分の貯金がなくなってしまうかもしれないですよね。
しかしこうしたお金はある程度決まっているのでしっかり準備をすれば恐れることはありませんので確認をしていきましょう。
ライフイベントにはいくらくらいかかるの?
大まかにライフイベントに関する支出の平均は以下のようになっています。
ライフイベント | 平均支出額 |
---|---|
結婚式 | 300万円(ご祝儀含めず) |
新居への引越 | 50~100万円 |
車の購入 | 170万円 |
出産 | 50万円(一時金含めず) |
住宅購入頭金 | 住宅価格の10~20%程度 |
教育費 | 子供一人1,000万円 |
一人暮らしの場合はこれらの費用はほぼかかりません。夫婦で協力してこれらのお金を用意することになります。
ライフイベントにかかるお金は今すぐ一人で貯める必要はない
『ライフイベントにかかるお金ってこんなかかるの!?こんなんじゃ将来絶対生きていけないじゃん…』って思いましたよね。
それは心配しないでください。これらにかかるお金は今すぐ貯める必要はありません。ライフステージに応じて計画的に準備をすれば問題ないのです。
重要なことはこれらの費用がかかることを把握して今も将来も楽しめる身の丈にあったライフプランを考えることです。
仮に夫婦共働きで二人とも月5万円貯める力があれば年間で120万円の貯金ができます。そう考えるとそこまで難しいとは思わないですよね。
ライフステージに応じてどんなことを考えればいいの?
月5万円以上コンスタントに貯金ができるようになればある程度無駄遣いを減らすことはできているでしょう。ライフイベントにかかる大きなお金として
- 住居費
- 保険
- 車両代
- 出産
- 教育費
- 老後資金
などさまざまなお金がかかりますよね。特に家族ができると出産で共働きができなくなり一時的に収入が下がる場合があります。
その時に住居費や保険、カーローンなどの大きな固定費がかかってくると貯金が貯まらない上、切り崩す必要があるかもしれません。
共働きをしていると平均以上に収入が多い分、減収がした時にことを考えず必要以上の固定費をかけてしまう場合があります。そして出産後は教育費が大きくかかってきて今までと同じ生活をしているとお金が貯まらないことが容易に想像できます。
このように将来起こりうるライフイベントに対してそれでも十分に貯蓄ができる生活レベルに抑えておくと安心です。
夫婦でしっかりお金のことを考えるようにすることがとても重要です。
安心感を得るには身の丈に合わせた生活レベルをすること
安心感を得るためには身の丈に合わせた生活をする必要があります。つまり何かあっても今の生活を維持できるような生活をする必要があるのです。
- 収入がなくなっても1年は生活が維持できる
- 収入が減っても貯蓄を切り崩さずに生活ができる
- 子育てをしていても貯蓄をコツコツしてレジャー費にも充てれる
このような生活レベルをするように心がけましょう。特に収入が減っても今の生活を維持できたり貯蓄を切り崩さずにできる生活ができれば安心感はかなり増します。
決して残業代やボーナスがなくなったら家のローンが払えないなんてことにならないようにしましょう。20代のうちに身につけたい生活レベルの考え方はこちらをご覧ください。
固定費を抑えておくと安心
将来に向けて安心するには固定費を抑えておくと安心です。
抑えておきいたい固定費
- 家賃
- 保険料
- 通信費
- 車両維持費
- 光熱費
これらの費用を抑えておくと日々の生活にかなり余裕が生まれます。特に家賃に関しては仮に何かあった時に急に抑えることが難しいです。
保険料も途中解約をすると支払い保険料以下の返戻金になる場合も多いので必要以上の保険をかけすぎないようにしましょう。
人によってはこれらを必要十分な範囲に納めるだけで毎月5万円程度家計に余裕が生まれる場合もあります。
生活レベルを上げるために収入をあげることも安心の要素
地味な生活ばかりしていては楽しくないですよね。だからこそ収入を上げることも重要です。収入が上がればそれだけ貯蓄もできるので安心感が高まります。
同じ貯蓄率20%でも、手取り20万円だと貯金2万円、30万円だと6万円と大きく変わってきます。
生活レベルを上げるためのポイントとして
- 仕事で成果を出して出世をする
- 副業収入を得る
- 夫婦で共働きをする
このようなことをすれば問題ないでしょう。自分の理想とする生活と将来を両立させるためには支出を上げることも重要なのです。
まとめ:20代で安心する貯金額はまずは生活費1年分を貯めること
20代で安心できる貯金額は明確にはありませんが、ひとまずのラインとして生活費1年分で考えてみましょう。
これは自分の日々の生活支出によって変化をしてくるので支出が多い人はそれだけ貯金が必要ということになります。
この記事の内容をまとめると
- 20代であれば1年分の生活費の平均は180万円なので、月3~5万円の貯金をすれば十分に貯めれる範囲
- 余裕があれば将来のライフイベントに備えた貯金もしておこう
- 身の丈に合わせた生活をして入れば何かあっても生活が維持できるので安心感が増していく
正直なところ貯金がいくらあっても不安はなくなりませんが、この記事を参考にして今まで漠然とした不安を解消していってください。
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